自由曲面印刷機 {回転中心が移動する凸なる柱形状}
形状を認識させ動作パターンを割出!印刷対象 :成型品
使用版 :スクリーン版
使用インキ: 紫外線硬化型インキ (UVインキ)
稼働速度 :外形形状により変動
回転中心が固定または移動する凸なる柱形状のワーク外周に印刷するスクリーン印刷機です。
円筒でない柱状ワーク外周に印刷する場合は、複数工程に分けて印刷するか倣い機能を持った印刷機を使用するのが一般的です。複数工程に分けて印刷する場合は、印刷と乾燥の工程を繰り返すことにより印刷工数がかかる、工程毎の印刷の継ぎ目を合せなければならない、などの難点があ
ります。
認識したデータから動作データを生成!倣い機能を持つ印刷機の場合は、予めワークと同じ形状のものを製作する必要があること、柔らかい形状のものやエアパージを行って印刷するものは、設計された形状と実際の形状が異なる場合があります。 弊社の自由曲面印刷機は、印刷機内に外形形状を認識する機能が組み込まれており、印刷したい部分の断面形状を認識し、動作データを生成することで、スクリーン版とワーク外周を同期させることができます。この機能により、複数の円弧が組み合わされた外形を持つ柱状ワークの外周へも1度での印刷が可能となりました。スキージ開始点、印刷終了点を自由に設定できます。
自由曲面に印刷!ワーク外周の形状認識には、ワーク外周が閉じていることが必要ですが、円弧状ワークも印刷治具の工夫により、任意の範囲のみ印刷することが可能です。ワーク外形を認識するシステムはスクリーン印刷のみならず、インクジェットヘッド、ディスペンサーなどとの組み合せにより、平面以外の形状への材料の塗布、塗工が可能になります。